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□相生市の文化・歴史

県指定文化財
天然記念物
磐座(いわくら)神社のコヤスノキ叢林(そうりん)
つぼみ
五月ごろ新枝の先に咲いた淡黄色の花
花が散った後の果実
赤い粘った種子
 このコヤスノキは、トベラ科の常緑低木です。
 葉は長いだ円形で光沢があり、小枝の先に集まってついています。
 五月ごろ新枝の先に淡黄色の花をつけます。雌雄異株で、雄花の雄しべは5個です。花糸は約5mm、雌花では花糸が短く葯に花粉がなく雄しべは1個です。
 秋には直径1cmばかりの球形の果実をつけます。熟して3つに裂け、赤い粘った種子を出します。
 コヤスノキは、中国地方中部、岡山県東部と西播地方に限って分布し、相生市では磐座神社・瓜生羅漢渓など、谷沿いの照葉樹林内に、チトセカズラとともに広く生育しています。
 中でも、この磐座神社の杜のコヤスノキは、みごとに群生している珍しいものです。
写真 有政一昭  参考文献「はりまの植物」
県指定 昭和58年3月29日

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出典:『相生と文学碑』

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